毎日通帳を開く不安は、もう卒業。経営者の精神を安定させる「資金繰り予定表」の魔法

資金繰り予定表の魔法

毎日通帳を開く不安は、もう卒業。

経営者の精神を安定させる「資金繰り予定表」の魔法

天神や大名のカフェでPCを開く若手経営者の皆さま、こんにちは。Fukuoka Startax税理士事務所です。

毎朝、まずは銀行のアプリを開いて残高を確認するのが日課になっている
売上は上がっているはずなのに、なぜか手元の現金が心もとない
来月の支払いが無事に終わるか、漠然とした不安が常に頭の片隅にある

もしあなたが今、そう感じているなら、それはあなたの経営センスの欠如ではありません。単に「資金の解像度」が低いだけです。今回は、通帳とにらめっこする時間をゼロにし、経営者の精神を劇的に安定させる「資金繰り予定表」の活用術をお伝えします。

1 なぜ、通帳の残高を見ても不安は消えないのか?

結論から言えば、通帳の残高は「過去の結果」でしかないからです。経営者が本当に知りたいのは「未来」のはず。

✓ 経営者が本当に知りたい「未来の質問」
来月の社会保険料の引き落としはいくらか?
3ヶ月後に、このペースで法人税を払えるのか?
新しく採用するスタッフの給与は、半年後も無理なく払えるのか?

これらは通帳を見ていても答えは出てきません。利益が出ているのにキャッシュがない「黒字倒産」の恐怖は、この「見えない支出」から生まれます。

2 【警告】「利益=現金」ではない。恐ろしい数字の罠

ここで、多くの若手経営者が陥る「数字の罠」をシミュレーションしてみましょう。例えば、今月の決算書上の利益が100万円あったとします。一見順調ですが、手元の現金はどうなっているでしょうか?

📊 利益100万円 → でも手元に残る現金は?
利益:+100万円
借入金の元本返済:▲40万
先月の大きな売上の入金待ち(売掛金):▲30万
来月の納税のための積み立て:▲20万
手元に残る現金:わずか10万円
⚠️ ギャップの正体

「利益は100万あるのに、自由になるお金は10万しかない」。このギャップを把握していないことが、漠然とした不安の正体です。

3 資金繰り表は、あなたの「心の安定剤」になる

資金繰り表と聞くと「難しそうな会計資料」と思うかもしれません。しかし、その本質は「未来の家計簿」です。

📋 資金繰り表とは

毎月の現金の流れを「過去から未来」まで一目で見える化したもの

入ってくるお金 ▶︎ 出ていくお金 ▶︎ 残る現金

当事務所が支援する福岡の成長企業でも、3ヶ月先までの現金の動きを可視化している経営者は、判断のスピードが圧倒的に違います。

✓ 資金繰り表で得られる判断力

シナリオA:「あと2ヶ月で現金が底をつく」と分かれば、今すぐ融資に動けます。

シナリオB:「半年先まで余裕がある」と分かれば、攻めの設備投資や広告投下に踏み切れます。

「分からない」という霧が晴れるだけで、経営者のストレスは8割削減されるといっても過言ではありません。

4 【実践】挫折しないための3ステップ

いきなり完璧な表を作る必要はありません。まずは以下の3つから始めてください。

STEP 1:「決まった支出」を書き出す 家賃、役員報酬、スタッフの給与、借入の返済。これらは毎月ほぼ固定です。月次で必ず出ていくお金を漏れなくリストアップします。
STEP 2:「入金予定」をシビアに見積もる 売掛金の入金サイクルを確認し、あえて「入金が遅れるリスク」も含めて控えめに書きます。楽観的な予測は禁物です。
STEP 3:「3ヶ月先」まで並べる 1ヶ月では不十分です。3ヶ月先が見えると、資金調達の準備期間(約1〜2ヶ月)を確保できるようになります。
📅 シンプルな資金繰り表のイメージ
項目 1月 2月 3月
売上入金 150万 160万 170万
家賃 ▲30万 ▲30万 ▲30万
給与 ▲60万 ▲60万 ▲60万
借入返済 ▲20万 ▲20万 ▲20万
その他 ▲15万 ▲15万 ▲20万
月末残高 25万 35万 40万
5 福岡で戦うなら、資金繰り表を「銀行へのラブレター」に

福岡銀行や西日本シティ銀行など、地元の金融機関と良好な関係を築く上でも、資金繰り表は最強の武器になります。

❌ 銀行が信頼しない経営者

「お金が足りなくなったから貸してください」と駆け込む

✓ 銀行が信頼する経営者

「3ヶ月後の成長投資のために、これだけの資金が必要です」と表を持ってくる

天神のスタートアップ熱に負けないスピード感を持つには、銀行を「説得」するのではなく、数字で「納得」させる準備が不可欠です。

6 まとめ:通帳を見る時間を、未来を創る時間に変えよう
⏰ 毎日10分 × 年間

不安な気持ちで通帳を眺める時間

年間約60時間

その時間を、新しい事業のアイデアや、チームとの対話に使ってほしいと私たちは願っています。

資金繰り表を作る=「経営の未来が見える」
これが、着実な成長と精神的な余裕を生む第一歩です。
※当事務所(Fukuoka Startax税理士事務所)は法人のお客様を専門としております。 文中の資金繰りやキャッシュフローの考え方は、個人事業主の方にも一部共通する部分はありますが、本記事は一般的な情報提供を目的としています。個人事業主の方の所得税確定申告等については、最寄りの税務署または専門家へご相談ください。

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