税理士が教える お金のかからない起業

お金のかからない起業|税理士が教える、失敗しないスモールビジネスの始め方

お金のかからない起業

税理士が教える、失敗しないスモールビジネスの始め方

こんにちは、福岡の創業専門Fukuoka Startax税理士事務所です。

100社以上のサポートから見えた、資金リスクを抑える起業戦略をお伝えします。

「起業したいけど、お金がない」という悩みを、私は本当に多く聞きます。

ですが正直に申し上げると、その悩みは「あなたの弱点」ではなく、むしろ「あなたの強み」になりえるんです。なぜなら、資金がない起業家ほど、無駄を排除し、本当に価値のあるビジネスを構築する傾向があるからです。

結論から言うと:お金のかからない起業の鍵は「固定費を極小にする」「まずは小さく始めて利益を確認してから拡大する」という2つの原則です。この戦略なら、多額の借金なしに、持続可能なビジネスを築くことができます。

なぜ「固定費」を抑えるべきなのか

税理士として多くの起業家の経営数字を見てきた中で、気付くことがあります。失敗する起業の多くは、固定費が高すぎるんです。

具体例:固定費が経営に与える影響

月の売上が100万円のビジネスがあるとします。

固定費が20万円なら、売上から経費を引いた「損益分岐点」は20万円。つまり、月20万円の売上があれば黒字です。

ですが固定費が60万円なら、損益分岐点は60万円。売上が100万円でも、40万円の固定費を引くと利益は40万円に減ります。

「固定費を減らす」ことは、直接「利益」に影響するんです。

  • 固定費が低い=少ない売上でも黒字になる起業初期は売上が安定しません。固定費が低いほど、その不安定さに耐えられます
  • 固定費が低い=融資の必要性が下がる多額の借金をしなくても、事業を回せます
  • 固定費が低い=ビジネスモデルの調整が容易「このビジネス、合わないな」と気付いた時、方向転換がしやすい

初期費用がほぼ不要なビジネス5つの分類

💻
オンライン系
ネットショップ、アフィリエイト、クラウドソーシング、オンライン講座。自宅のPC一台で開始可能
🔄
無在庫・仲介系
ドロップシッピング、マッチング、代行業。在庫を持たないため、資金負担が最小限
🛠️
代行・サービス系
家事代行、買い物代行、各種代行。スキルと時間で勝負。元手ほぼゼロ
📚
コンテンツ販売
ブログ記事、動画、教材販売。作成後は複製コストがかかりません
💡
専門スキル活用
経理代行、翻訳、プログラミング。専門知識が強い武器。単価も上げやすい

リスクを抑えた起業の進め方:3つのステップ

1

創業3~4か月前:融資準備をスタート

事業計画書作成、必要書類の準備、公庫への相談など、融資申込に必要な全てを準備する期間です。ここが最も重要

2

創業1~2か月前:融資申込・審査

公庫に正式に申込し、面談・審査を進める期間。創業予定日までに審査が完了する必要があります

3

創業当日:融資が着金している状態

契約手続きが完了し、指定口座に融資が入金されている状態。事業に必要な設備投資や運転資金が確保されており、安定的に事業をスタートできます

起業してすぐに融資を受けるvs小さく始める:何が違うのか

計画的に融資を準備して始める
  • 初期投資:必要額を創業前に融資で確保
  • 月の固定費:融資で賄える範囲で設定
  • 必要な月売上:事業計画書に基づいた現実的な額
  • スタート時点:必要な設備・運転資金が確保済み
  • 成功確度:しっかりした準備に基づく
  • 安定性:融資により事業基盤が整っている
  • 準備なしで自己資金だけで始める
  • 初期投資:限定的
  • 月の固定費:最小限に抑える必要
  • 必要な月売上:高くなりやすい
  • スタート時点:資金不足のリスク
  • 成功確度:不確実な計画
  • 安定性:常に資金ショートの危険
  • 実例:3つの「お金のかからない起業」の成功パターン

    実例1:オンライン講師(初期投資0円)

    会社員時代の経理知識を活かし、Udemyでオンライン講座を販売開始。初期投資はゼロ。月1~2万円の継続売上が発生。

    1年後、月の利益が安定した時点で、会社を退職。現在は複数プラットフォームで講座を展開し、月50万円の売上

    実例2:ドロップシッピング(初期投資2万円)

    SNSで不用品販売をスタート。その後、ドロップシッピングプラットフォームに登録。在庫ゼロで販売可能。

    月の利益が5万円程度で安定したため、個人事業主として開業届提出。現在、月20万円の売上を達成

    実例3:翻訳代行(初期投資0円)

    元々英語が得意だったため、クラウドソーシングで翻訳案件を受注開始。時給換算すると2,000円程度。

    実績を作ったら、企業からの直接依頼が増加。現在、月50万円の売上で副業として継続中

    「初期投資はかかるはず」という思い込みを外す

    多くの起業家が陥る落とし穴:「起業には必ず初期投資が必要」という思い込み。確かに飲食店や小売店は初期投資が必要ですが、サービス業やオンライン系は違います。初期投資がゼロでも、十分に成功できるビジネスモデルは存在するんです。
    • 自宅を活用する家賃をかけない。すでに持っているPCやスマホを使う
    • 無料ツールを最大活用SNS、ブログ、クラウドソーシングプラットフォームは無料で使える
    • スキルを商品化する在庫ゼロで、あなたの知識や経験を売る
    • 個人事業から始める法人化は利益が出てから。登記費用は不要です

    税理士からのアドバイス:融資を検討する「正しいタイミング」

    融資を受けるタイミングについて

    融資を受けるタイミングは創業直前から全て準備し、始めたときに着金まですべて準備することが必須です。

    つまり、「創業予定日の3~4か月前から融資準備をスタートし、創業当日には融資が指定口座に入金されている状態」を目指すということです。

    この準備ができていれば、事業開始時に必要な設備投資や運転資金が確保されるため、事業を安定的にスタートできるんです。

    最後に、正直なところ:起業の成功は「準備」で決まります。特に融資の準備は、創業当日に資金が着金している状態を作ることが絶対条件です。

    つまり、「小さく始めて実績を作ってから融資」ではなく、「計画的に融資準備をして、必要な資金を確保した上で創業」という流れが重要なんです。

    創業3~4か月前から融資準備をスタートすれば、創業当日には事業に必要な全ての資金が揃った状態で事業をスタートできます。

    その姿勢で事業を立ち上げれば、あなたのビジネスは確実に息をします。融資準備がご不明な点があれば、いつでもお気軽にご相談ください。

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